作品を発表し、販売する方法としては、展示会をして対面でおこなうのがメインだと思います。
しかし、インターネットの普及によりアート作品もネット販売が行われるようになりました。更に近年ではデジタルアート作品を販売するプラットホームもできています。今回はデジタルアート作品の販売プラットホーム、NFTアートについてご紹介したいと思います。
ブロックチェーン技術が価値を見出した
従来、デジタル作品は簡単に複製、コピーができるためデジタル作品のデータを所有することに価値がないものとされていました。
しかし、NFTアートでは、ブロックチェーン技術を使い、デジタルアートにオリジナル作品を所有していると証明することが出来るようになりました。このことにより、デジタル作品を購入し所有することにも“価値”が生まれました。
二次市場での販売にロイヤリティが発生する
そしてNFTアートで作家として魅力を感じるのは、転売された時にも作家にもロイヤリティが入るということです。
例えば、原画販売では、展示会でAさんに1万円で作品を買ってもらった。その後AさんはBさんに1万5千円でその絵を転売した場合。プラス5000円はAさんのものです。
しかし、NFTアートでは、Aさんにデジタルアートを1万円で買ってもらった。その後AさんはBさんに1万5千円でそのデジタルアートを転売した。その時、その作品を描いた作者にロイヤリティは入ります。作家がNFTアートに出品する時に二次市場で転売された時のロイヤリティを0~10%程度で決めることができます。
また、このロイヤリティは転売される度に何度でも発生します。
詳しくは、「Next Art」様のサイトをご覧ください
私もNFTアートが話題となった時に、世界最大のマーケットプレイスである「Open Sea」に登録し覗いてみましたが、なかなか面白い世界だと思いました。手描きの作家だから関係ないと思う方もいるかもしれませんが、手描き作品をスキャン、または撮影してデジタル化すれば出品、販売できます。
ただし、一枚、一枚の作品が良いからといって、そうそう売れる世界ではないということが分かりました。
NFTアートの世界は手当たり次第で作品を出していっても難しく、戦略が必要だと感じました。
そうこう考えている間に、他の仕事が忙しくなり現在は出品はしていません。
しかし先日、NFTアートについて詳しく説明されているサイトをご紹介いただきました。
それが、「Next Art | 芸術家の未来を切り開くメディア」様のサイトです。
NFTをはじめる時に難しいのが、仮想通貨を持たなくてはならないという点です。こちらのサイトでは、仮想通貨の持ち方、NFTアートの登録の仕方、注意点、心得、また戦略から参考になる有名アーティストの紹介まで、こと細かに説明されています。
もし、NFTアートに興味を持たれた方は読んでみてください。
ガス代という手数料が発生します
ただし、NFTマーケットでは様々なタイミングで「ガス代」と呼ばれる手数料が掛かります。ガス代はネットワークの混雑状況や仮想通貨の変動によって変化します。一般的には数百円~数千円とされていますが状況によっては何とも言えません。ガス代については、登録、出品される前によく調べてからはじめてください。