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水彩画の額の入れ方

今回は、水彩作品を額に入れるやり方をまとめました。
長く絵を描いていると、額に入っていた絵を取りかえるということもあると思います。その様な時に役立て頂ければ幸いです。
一度、動画を見て頂ければイメージがつくと思います。

今回の額はデッサン額の「インチ」サイズです。作品は「雲の切れ間」F0号サイズです。
水彩画を額に入れる時は「デッサン額」を使い、「マット」を入れるのが一般的です。

マットはガラスやアクリル板と作品がくっつかないようにするためのものですが、作品と額の色合いを考えて、装飾の一部として色や厚さなどを選びます。マットは斜めの切り口で中をカットされています。専門のカッターを買えば自分で切ることもできますが、結構大がかりになります。マットカットは額屋さんに任せた方が無難です。

上記の断面図の、紙(作品)と裏板の間に中性紙が通常入ります。その他に厚さを調整する段ボールや発泡スチロールが入ることもあります。
中性紙は作品の代わりに湿気を吸って作品を守ったり、裏板がベニヤ板など木製だった場合、ヤニが出ることがありますが、そのヤニからも作品を守ってくれます。数年経つと中性紙が汚れてくるので、額屋さんに持って行って取り換えてもらうといいでしょう。むやみに捨てない方がいいです。

今回は、手元にある額に絵を入れる、または差替える方法をお伝えしました。
いつか作品に合わせた、額の選び方の記事も書いていきたいと思います。

今回使った道具
「ミューズ アーチストテープ ミニ」…マットと作品を留める中性テープ

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