水彩画の道具<まとめ>

水彩画の道具<まとめ>

2023年1月5日

これから水彩画を始めようとする時に、一番に考えるのは絵の具だと思います。
しかし、一番重要な道具は絵の具ではありません。

水彩画の道具の中で一番重要な物は、です。
水彩画を描くときに使うのは「水彩紙」と呼ばれている水彩画専用の紙を使います。
小学生の時に使っていたのは画用紙で水彩紙ではありません。

水彩紙といっても何十種類もあります。それぞれの水彩紙で描き心地が全く違います。その紙その紙にあった描き方をします。このブログで紹介している技法も、紙が違うと同じようにいかないことがあります。同じ道具を使って描いても、同じにならないのが絵の世界です。その世界の地になるのが紙なのでとても重要です。

次に大事なのが絵の具です。水彩絵の具には透明水彩不透明水彩があります。このブログでは、主に透明水彩のことを書いていますが、透明水彩だけを見ても、色々なメーカーから様々な色が発売されています。高価なもの、安価なもの、その中間のものなど、価格帯も様々です。

そして筆、筆の種類は数えられないほどあります。
水彩紙、絵の具、筆の組み合わせは考えられないほどの選択肢があります。本当なら、実際に色々買って試して、自分に合ったものを選ぶといいのですが、そうすると時間もお金もかかります。

そこで、初心者の方向けに、まず揃えたらいいという■「初心者向け透明水彩画材セット①」を選びました。
いっぱい絵の具を買っても、はじめのうちは使いきれません。まずは3色からはじめましょう。紙もヴィファール中目というオーソドックスな描き心地の紙で扱いやすいです。余計なものを省いて最低限のものを、価格も考慮して選びました。


また、一歩進んでという方向けに■「初心者向け透明水彩画材<追加>セット②」も用意しました。①を購入された方が追加で揃えたらいいなと思う画材です。紙はウォーターフォードホワイト中目の最高級水彩紙。また、ネット販売では入手が難しい、喜屋製イタチ面相4号というとても使いやすい筆が入っています。


もう既に始めていて、そろそろ良い道具を揃えたいという方、これから本格的に道具を揃えたいという方向けに■「中級者向け透明水彩画材セット③」を考えました。追加セット②と同じく、紙はウォーターフォードホワイト中目。喜屋製イタチ面相4号も入っています。中級者向けなので筆洗器はセットには入っていません。


上記セットは、私が使わせてもらっている札幌の画材店、大丸藤井セントラルさんにご協力頂き作って頂いた楽天ショップ限定のセットです。定価より少し安い価格となっています。(※ご購入の際には、大丸藤井セントラルさんの<ご注文の前に必ずお読みください>をご覧ください)

これで、道具の心配はひとまず心配いりません。
セット①+②、または③があれば、それほど道具に困ることはないと思います。このセットを基本に、お好みの色を買い足したり、筆を増やしたりしてみてください。ただ、最初に記した通り、紙は重要です。初心者の内から紙をコロコロ変えると描き心地が変わって訳が分からなくなります。ひとつの紙でじっくり描いて、技法が身についてから紙を変えることを考えてみましょう。

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