広告 透明水彩絵の具

はじめての水彩絵の具 オススメ (初心者向け)

2025年1月3日

水彩絵の具といっても色々なメーカーから様々なグレード、種類が販売されています。
ここでは私の目線から、初心者の方に選んで欲しい絵の具をお知らせします。

まずは、赤・青・黄色の3色+1色

結論から書くと、ウインザー&ニュートン社のプロフェッショナルカラーです。
固形タイプ(ハーフパン)ではなく、チューブタイプがおすすめです。
固形水彩は水を使わないと色が解けないので薄い色になる傾向があります。また、コストパフォーマンス的にもチューブの方がいいと思います。

まずは、黄色、赤、青の3色が基本です。
ウインザー&ニュートン社が設定している三原色は、ウインザーレモン、パーマネントローズ、ウインザーブルーレッドシェードですが、私は黄色にウインザーイエローを使っています。ウエットの時にウインザーイエローとパーマネントローズの方が綺麗に混ざりやすいと感じたからです。色味はそれほど変わりません。
私の水彩画教室では、半年間はこの3色ともう1色、ニュートラルティントの4本で絵を描いてもらっています。
3色で黒を作ることはできるのですが、ニュートラルティントも混ぜた方が、楽に黒ができます。

黄色と赤を混ぜるとオレンジ。赤と青を混ぜると紫。青と黄色を混ぜると緑。3色を混ぜると黒(にぶい色)というように色々な色ができます。
まずは少ない色から混色を学ばれるといいと思います。

※2025年11月 私の基準とする3色の内、黄色と赤を変更しました。以前の3色はカドミウムイエロー、アリザリンクリムソンです。以前の内容を読んで購入された方はそのまま使っていただいて問題ありません。変更した理由はカドミウムイエローはオレンジに近い色だった点と価格の高騰です。アリザリンクリムソンはウエット時に他の色より広がりやすく生徒さんのコントロールが難しいと感じたためです。

チューブがオススメ

固形タイプではなく、チューブタイプがオススメなのは水分の調整がしやすいという点とコストパフォーマンスがいいからです。固形タイプは水を使わないと溶くことが出来ません。その為、パレットの水分量が多くなり、初心者の方は薄い色しか作れないという傾向があります。
濃い色を作りたいときは「パレット上の水分を減らす」という、水分のコントロールはチューブタイプの方がしやすいです

セットより単品の方がオススメ

18色や36色などのセット販売の方がお買い得ですが、白と黒が入っていたり、初心者では扱いの難しい粒状化(塗った色がつぶつぶになる)する絵の具が入っていたり、また、色の好みで使わないものが出てきたりもするので、私は単品で揃えた方が結果的にコストパフォーマンスと感じています。

はじめからグレードの高い絵の具がオススメ

ウインザー&ニュートン社のプロフェッショナルカラーがオススメなのは、品質がいいのはもちろんですが、最初からいいものを使った方が結果的に無駄がないと考えます。
はじめは学童用の絵の具から練習して、上達してから高価なものに切り替えようと考える方も多いと思います。しかし、実際に高価な絵の具で描いてみると描き心地がまるで違います。絵の具を切り替えた時に、また1から学び直すとなる感覚の違いがあります。
実際、私もそうでした。画家になる前に学童用の水彩絵の具を使っていて「上手く描けない」「色が濁る」「発色が悪い」「色がのびない」とあれこれ工夫をしていました。そうこうしている時に知り合ったイラストレーターの先生に、ウインザー&ニュートンのことを伺い、意を決して使ってみると「こんなに違うのか!!」と感動したことを覚えています。あんなに苦労していたことは何だったのだろうと思いました。無駄な時間をなくすためにも、絵の具はある程度高価なものを使ってください。品質の良さは価格に比例するので、他のメーカーでも同じような価格帯のものなら大丈夫です。

三色以外に揃えてもいい色のオススメ

上記の4色だけで描くには、どうしても自信がないという方は、これらの中間の色にあたるオレンジ、紫、緑と黒に近づけるために補助する色の3色を足すといいでしょう。
以下にまとめます。Amazonでは単品を見つけられませんでした(2025年1月現在)楽天市場には単品がありましたのでご確認ください。

    -透明水彩絵の具